さて、前作のアリソンより文章量増加、面白い箇所も増加。
アリソンを読んでいない人が読むとやっぱりわからないのではとは思いました。とりあえず、私自身がアリソンを読んでからだいぶ経ってしまっているので。ところどころ、あれ、これってなんでだっけ、と思うところがありました。
アリソンと同じ3部作で、巻数はこちらの方が多いですが、内容はそりゃアリソンの方がいいです!でも、このシリーズが面白くないってわけではなくて、以前のアリソンみたいなリリアとか、ヘタレ過ぎのトレイズとか、見ていてとてもほほえましくて。
出てくる敵についても、凶悪と言えば凶悪かもしれないですけど、アリソンやヴィルがそれとなく手助けして、がんばって倒す。そんな健気な感じが読んでいて楽しかったです。
それから、アリソンから引き続いての映画のような雰囲気も、少しはあった気がします。ただ、ちょっぴり登場人物が多くなって、その分話がだらだらっとした感はあったのですが、面白くないとは言えません。それぞれの巻についている読み切りは時々読んだり読まなかったりなので、実を言うと後半は本編しか読まなかったのですが、楽しかった。
読み終わってからしばらくたっているし、後半は一気に読んでしまったのであんまり感想を言えないのですが、アリソンシリーズを読み終わった時同様、お幸せに、と言いたくなりました。
会話がところどころ怪しいなって思ったのですが、それでも素敵な会話は素敵なので、時々は読み返してみようかと思います。
ところで、やっぱりあの絵は変わりすぎですよね…
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